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値段が手ごろな藍を味わう染付

やきものでよく見る染付と呼ばれるものは磁器の白い素地に呉須という顔料で絵を付け透明釉をかけて焼いたものです。呉須は焼くと美しい藍色に発色して、一色ながら水墨画の様な濃淡の味わいもあり、白地との対比が鮮やかで昔から需要が高いやきものになります。この白地に藍一色で絵柄が描かれた染付には豆皿や猪口、茶碗などがあり、骨董品として需要の高さが続くのも比較的やきものの中では歴史が浅く、ある程度、量が多く出回っているからで、これが絶対量が少ないものだと値上がりすぎて一部の人たちの骨董品になってしまのです。 ほどほど手ごろで品がよく飽きがこないやきものとして、まずは伊万里の染付からという骨董品入門者の需要も非常に高くなっています。つくられた年代によって藍の発色が微妙に異なり、時代を見分ける目安になっていて、全体に江戸の初期はやや淡く、後期になるほど濃くてはっきりとしたものが多くなるのです。明治に入るとベロ藍のくっきり濃い発色がみられ、自然呉須との違いはいくつか見ていくと見分けられるようになります。